地盤調査

建物を計画するにあたり、法令により建物の重さに耐えられる安全な地盤かどうかを確認して建物が不均等に沈んで傾かないようにする必要があります。そのために適切な地盤調査と解析が重要です。

地盤調査で分かること

計画されている建物の重さを、その基礎と地盤の組み合わせで支えることができるか、ということを調べます。そして、万が一地盤が建物を支えられない、つまり沈下の可能性が認められた場合は、調査から得た様々な地盤のデータをもとに、基礎の形状と地盤補強の方法が導かれます。

SWS試験(スウェーデン式サウンディング)

SWS試験は、地表面から深度10m程度の土の硬さや、締まり具合などを判断するための試験です。戸建住宅など小規模建築物を建築する際の地盤調査に使われています。

SWS試験の様子写真
応力が影響を与える範囲の図

建物の重さは、真下だけではなく図のように拡散して地盤に伝わります。一般的な2階建て木造住宅では、基礎底面からおよそ2mで建物荷重はほとんど分散されるとされています。そこで沈下の検討では、基礎下2mまでと基礎下2m〜5mを分けて調べます。
法令(国土交通省告示第113号)では、SWS試験の結果、基礎下から2mの位置に1.0kN以下のおもりで自沈する層がある、または基礎下2〜5mの位置に0.5kN以下のおもりで自沈する層がある場合、沈下や変形に対する検討を義務づけています。

地盤改良

地盤調査を行った結果、充分な地耐力が得られない場合には地盤改良工事(地盤補強工事)を行う必要があります。地盤改良工事(地盤補強工事)にはさまざまな種類があり、お客様の環境やご要望、ご予算などに合わせてご提案いたします。

工法 1

戸建て住宅用杭状地盤補強工法
ピュアパイル工法

地盤種別によらず、高品質で高支持力を発揮する安心確実な工法です。

ピュアパイル工法の杭の写真
\ 高品質・高強度 /

杭一本あたりの強度は
従来の柱状改良工法の約3倍!

ピュアパイル工法は土が混入しないセメントミルクのみで杭を構造するため、均一で安定して高強度が発揮できます。また、地盤を横に押し広げる為地盤が緩まないのが大きな特徴です。

ピュアパイル工法の図
\ 施工が早い /

従来の柱状改良工法の
約半分の施工時間で済みます

ピュアパイル工法は、地盤を側方に押し広げながら掘削し、セメントミルクにより杭柱体を築造するため、現地の土との攪拌などが不要になり施 工時間を短縮できます。

ピュアパイル工法の残土の写真
\ 環境にやさしい /

約半分の施工時間で済みます
環境にやさしい工法です

ピュアパイル工法は排土をしないので、残土がほとんど出ません。また、ダンプによる残土の搬出がないため、道路や現場をきれいにし、環境にもやさしいです。

工法 2

長年の実績を誇る住宅用基礎杭
H型(PC)パイル

コンクリート約20cm角のH型断面の杭の為、大きな支持力で建物をささえることができます。

コンクリート圧縮の様子写真
\ 強度が強い /

圧縮することにより
耐久性に優れています

PC杭のため、曲げに強く、取り扱い時におけるヒビ割れの心配がいりません。また、コンクリートの圧縮強度が高く衝撃性にも優れています。

H型断面形状の杭の写真
\ 軟弱地盤に最適 /

H型断面形状で
大きな支持力を発揮します

H型断面のため、通常の円筒杭より周面摩擦が大きく、地盤の先端抵抗と周面摩擦力で建物を支えます。また、地中に硬い支持地盤があれば、その効果は更に倍増します。

JIS工場の写真
\ 信頼性が高い /

JIS認定工場において
徹底して品質管理されています

JIS工場で生産され、品質管理が徹底されているため高い信頼性があります。また、技術スタッフが設計施工管理まで責任をもって行うため安心です。

他にも多種多様な工法があり、アイ-ウッドではその土地と建物に合った最適な地盤の改良工法をご提案しております。
まずはお気軽にご相談ください。

お問い合わせ

基礎

土台と基礎はホールダウン金物で強固に連結し、耐震性を強化。また間には基礎パッキンを敷設する事で、パッキン同士の間に出来るスリットで床下の換気を十分に行い、湿気による土台の腐食や崩壊を防ぎます。

標準
標準
ベタ基礎の写真
\ ベタ基礎 /

鉄筋入りのコンクリートでつくる
「ベタ基礎」

外壁や内部の壁下に、連続して設けた鉄筋入コンクリートベタ基礎を採用。45cm以上の高基礎が、耐久性、剛性に優れた家づくりを実現します。

基礎パッキンロングを表す図
\ 基礎パッキンロング /

木材の腐敗を防ぐ
「基礎パッキンロング」

基礎パッキンロングによる床下全周換気は、従来の工法に比べ1.5~2倍の換気性能を実現。湿気を残らず排湿し、木材の腐敗を防ぎます。それにより、長く安心して暮らせる住まいを実現しています。

防蟻処理の様子写真
\ 防蟻処理 /

白蟻から住まいを守る
「防蟻処理」

アイ-ウッドでは施工前の土壌、すべての木材にも防蟻処理を行い、土の中にある卵まですべて駆除します。
また、床を支える束にはプラ束を採用。木材と違い白蟻や腐食の心配もなく強度にも優れています。

しろあり保証