絵をおしゃれに見せる飾り方!適切な高さや壁とのバランスの取り方・ワンランク上のテクニックをご紹介
- お役立ちコラム
「壁が寂しい」「もう少し空間を華やかにしたい」
そんな悩みを解決してくれるのが、絵の存在です。額縁に入れられた絵は、空間に彩りを加えてくれます。
しかし絵を飾る上で頭を悩ませるのが、飾り方です。どのような配置や場所で、絵を飾れば良いのか迷ってしまう方も多いかと思います。また、絵の選び方についても不安を抱えているのではないでしょうか。
この記事では、絵の飾り方について悩む方に向けて、絵がおしゃれに見える配置バランスやワンランク上の飾り方のテクニック、絵の選び方などについてご紹介します。
絵を壁におしゃれに飾りたい!基本のポイントとは?
額縁に入れられた絵を飾る際、飾り場所として壁を選ぶ方が多いかと思います。壁に絵をおしゃれに飾るには、基本のポイントをおさえることが大切です。
絵を飾る場所
絵を飾る場所は、空間のフォーカルポイントとなるスポットがおすすめです。フォーカルポイントとは「自然と視線が集まる場所」のことを指します。
たとえば、テレビ周りは家族が食卓につくときに自然と視線が集まる場所です。家族団らん場のメインとなるソファー周りも、リビングにドアを開けて入ったとき、1番最初に見る場所といえます。そのほかにも、暮らしや間取りによって別のフォーカルポイントがあるかもしれません。
日々の暮らしを思い返しながら「ここに絵があると目立っていいな」と思える場所を、見つけてみましょう。
空間のワンポイントとする程度で、さりげなく絵を飾りたい場合は階段や廊下など、部屋以外の場所も活用してみてください。いずれにしても、「意識せずとも視界に入ってしまう」場所を見つけることが大切です。
絵は目線の高さを意識
絵を飾る高さは、目線の高さを意識してみましょう。床から150〜160㎝くらいが、人の目線の高さです。
目線の高さで絵を飾る手法は、美術館や博物館でも取り入れられています。絵がもっとも見やすく、美しく映える位置であるためです。
壁とのバランス
絵を飾る際は、飾る壁とのバランスも考えてみましょう。
たとえば、壁の面積の半分ほどを埋める大きな絵を飾れば、空間に現代的でモダンな印象を与えられます。
壁の2〜3割程度の小さな絵は、シンプルでゆとりを感じられるでしょう。複数枚飾ることで、コーディネートを楽しんだりより印象的なデザインにしたりできるアイデアの幅の広さも、小さな絵の魅力です。
また、縦に長い壁には縦長の絵を、横に長い壁には横長の絵を飾ることで、壁を大きく見せる効果も生じます。
家具とのバランス
近くにある家具とのバランスも、絵を飾る際に加味したい点です。額縁の色やデザインを家具に合わせるのはもちろん、大きさにも注意しましょう。
ソファーや棚の上に絵を飾る場合、家具に対して7割ほどの大きさの絵を選ぶと、バランスが良く見えます。もちろん1枚の絵で7割の大きさを目指す必要はなく、複数枚で構成しても問題ありません。
紐を見せない
絵を飾る際は、紐を見せないように注意しましょう。額縁裏の紐が見えていると、チープな印象になってしまいます。
紐は短くして額縁の裏に納まるようにしたり、紐がいらない便利なアイテムを使ったりすると良いでしょう。
絵がおしゃれに見える!飾り方のデザイン
絵がおしゃれに見えるかどうかは、飾り方のセンスに大きく左右されます。大きな1枚絵はそれだけでアクセントとなりますが、難しいのが小〜中サイズの絵の飾り方です。
ここからは大きくない絵がおしゃれに見える飾り方について見てみましょう。
行列型
絵を横に並べた行列型です。テクニックも必要なく、もっともシンプルで失敗が少ない形といえます。3枚の絵に統一感を持たせるのがポイントです。
階段型
行列型にアクセントを加えた飾り方です。行列型よりもこなれた雰囲気になり、おしゃれな印象を放ちます。中心の絵を主役にして、左右の絵にだけ共通点を持たせるのも、良い方法です。
住宅街型
大きな絵を取り巻くように、小〜中サイズの絵を飾る手法です。1番大きな絵を主役にして、その他の小さな絵は大きな絵を引き立てる存在となります。
額縁のデザインや色が違っていても、おしゃれに見える飾り方です。
田の字型
4枚の絵を漢字の「田」のように飾るテクニックです。絵の形は長方形でも問題ありません。絵が窓のように見えることから、空間に明るさや賑やかさを印象づけます。額縁のデザインは揃えたほうが良いでしょう。
アート型
さまざまなサイズ・形の額縁で、1つのアートを作る手法です。画像では菱形を形成しています。額縁のデザインをバラバラにすることで、リズムが生まれます。
難しいように見えますが、輪郭さえ整っていれば額縁同士に隙間があっても問題ありません。絵をたくさん持っている方は、ぜひチャレンジしてみてください。
デザインに迷ったら1壁1枚でもOK!
絵の飾り方に迷ったら、「1壁1枚」のルールを守ると良いでしょう。複数枚飾るよりも簡単であり、絵が持つ本来の魅力そのままを引き立てることができます。
ワンランク上のおしゃれ!壁に飾る以外の絵の楽しみ方
壁にかける以外にも、さまざまな絵の飾り方があります。ここからは壁にかける以外の、絵がおしゃれに見える飾り方について見てみましょう。
椅子に立てかける
余っている椅子があれば、絵を立てかけてみてください。絵の位置が壁にかけるよりも下がることで、空間に馴染みやすくなります。また、本来は腰をかけて使う椅子を、絵を飾る手法として活用することで、空間に遊び心や余裕を演出できます。
床に直置き
大きなサイズの絵は、床に直置きするのも良い方法です。空間に外国風のこなれた印象を与えます。サイズが大きい分、絵のデザインはシンプルなタイプや都会的なすっきりしたイラストを選ぶと良いでしょう。
ガーランドとして
小さな絵を複数枚飾る場合は、ガーランドデザインで飾るのも良い方法です。ガーランドとは、長い紐に複数枚の絵や旗を取り付けた装飾用のアイテムのことを指します。
裸で飾るため絵の傷みは早いですが、おしゃれで遊び心のある手法です。
絵+アイテムで彩る
絵の周りにアイテムを加えることで、より絵のおしゃれさが際立ちます。
たとえば、絵の周りにたくさんのアートやオブジェを飾ってみてはいかがでしょうか。壁が賑やかになり、華やいだ印象が空間に生まれます。
絵にスポットライトをあてて、シックな雰囲気を演出するのもおしゃれです。大人っぽい空間づくりで役立つテクニックといえます。
空間のイメージに合わせて絵に装飾を加えてみましょう。
空間になじむ絵の選び方
絵の飾り方を知ることも大切ですが、絵を飾る際は絵自体のデザインにも注視してみましょう。
家具のテイストと合った絵を選ぶ
絵のデザインは、家具のテイストと合っていることが大切です。たとえば、ナチュラルテイストの優しい空間に、パンクなイラストは浮いてしまいますよね。
インテリアと馴染むようなタッチや雰囲気を持った絵を選ぶことが、空間にアートを加える上では欠かせないポイントといえます。
配色は少なく
どのようなデザインの絵を選べば良いのか迷ったら、配色が少ないシンプルなデザインを選択すると良いでしょう。色が少ないことで、どのような空間にも馴染みやすくなります。ただし、色が少ない絵はシンプルになりすぎてしまい、印象に残らない傾向である点に注意が必要です。
配色が少ない絵を選ぶ際は、複数枚飾ることや額縁のデザインや飾り場所にこだわることなどを、意識してみましょう。
額縁に迷ったら線の細いタイプを
額縁のデザインに迷ったら、線が細いタイプを選ぶと失敗が少なくなります。線が細い額縁は上品で華奢なイメージのため、空間に溶け込みやすい点が魅力です。
ただし、絵のタイプによっては寂しい印象になってしまうため注意しましょう。
(まとめ)絵をおしゃれに飾って空間を華やかに
絵を飾る方法はさまざまです。おしゃれに飾る場合は、絵の配置やデザイン、額縁のセンスなどを意識しましょう。
絵は空間のアクセントとなり、華やかさを加えてくれる存在です。上手に飾り、部屋のおしゃれを楽しんでくださいね。