住まいの水回りは定期メンテナンスが大事!新築戸建てのお手入れ方法
- お役立ちコラム
新築の、傷一つない、くもり一つない状態は本当にうれしいものです。
しかし、使っていくうちにくすみや汚れなどが付着してしまうのは避けられません。
しかも、くすみや汚れ、水垢などは落ちにくく、頭を悩ませていることと思います。汚れるのが嫌だからと使わないわけにはいきません。
それでも、1日も長く新品の状態を保ちたいと思いますよね。今回は、住まいの水回りの、すぐに実践できるメンテナンスの方法について書いていきます。
キッチンは、いろいろな素材が混ざる魔の空間
キッチンは家族の健康を支える重要な場所です。
日々の料理や洗い物で使用頻度が高いため、定期的なメンテナンスが必要です。
日常的な掃除から定期的な点検まで、長持ちするキッチンを維持するための具体的な方法をご紹介します。
日常の掃除
シンクの掃除
シンクは常に清潔に保つ必要があります。使用後は以下の手順で掃除しましょう。
- 使用後すぐに温水で洗い流す
- 中性洗剤を使ってスポンジで擦る
- 水気を拭き取り、乾燥させる
コンロ周りの掃除
コンロ周りは油汚れが付きやすいため、使用後すぐに掃除することが重要です。
- 調理後すぐに温水で表面を拭き取る
- 油汚れがひどい場合は、専用のクリーナーを使用する
- 磨き上げて乾燥させる
台所用品の整理整頓
調理器具や食器類は定期的に整理整頓しましょう。
使わないものは処分し、必要なものだけを手元に置くことで、キッチンを効率的に使用できます。
定期的なメンテナンス
換気扇の掃除
換気扇は定期的に掃除をしないと、油汚れやホコリが溜まり、効率が悪くなります。
- フィルターを外す
- 中性洗剤を使ってフィルターを洗う
- 換気扇本体の油汚れを拭き取る
冷蔵庫の整理と掃除
冷蔵庫の中も定期的に掃除し、整理することが必要です。これにより、食材の鮮度を保ち、無駄を減らすことができます。
- 中の食材を全て取り出す
- 中性洗剤を使って棚や引き出しを掃除する
- 食材を整理しながら戻す
食洗機のメンテナンス
食洗機は便利な家電ですが、定期的なメンテナンスが必要です。
- フィルターを取り外して洗う
- 食洗機専用のクリーナーを使って内部を洗浄する
- パッキン部分も忘れずに拭き取る
長期的なケア
水回りの点検
キッチンの水回りは、漏水やカビの発生を防ぐために定期的に点検しましょう。
- シンク下のパイプを確認する
- 漏れやすい部分を重点的にチェックする
- 異常があれば早めに修理する
キッチンカウンターのメンテナンス
キッチンカウンターは傷つきやすい部分です。定期的にメンテナンスを行い、美しい状態を保ちましょう。
- 専用のクリーナーを使って表面を磨く
- 傷が目立つ場合は、補修剤を使用する
- 保護フィルムを貼ることで、傷を防ぐ
調理器具の点検
調理器具も定期的に点検し、必要に応じてメンテナンスを行います。
- 包丁の刃を研ぐ
- 鍋やフライパンの取っ手が緩んでいないか確認する
- 劣化が激しい場合は買い替える
業者によるメンテナンス
キッチンのメンテナンスは自分で行うことも重要ですが、専門家によるチェックも定期的に受けることをおすすめします。
特に配管や電気系統は専門的な知識が必要ですので、プロに依頼することで安全かつ効率的にメンテナンスを行うことができます。
- 定期的な点検:配管や電気系統のチェック
- 業者による掃除:換気扇や排気ダクトの清掃
- 緊急時の対応:水漏れや故障時に迅速な対応
毎日のメンテナンス
キッチンは汚れもさまざまで、原因が何なのか、いつ付いたのか良く分からない汚れが変な場所にあったりします。だからこそ、毎日のお手入れが肝心なのです。
- 水滴はすぐに拭く(手を洗ったら拭く、洗い物をしたら拭く、野菜から出た水分が落ちたところもすぐに拭く、シンクもついでに拭く習慣を付けましょう)
- コンロ、コンロ回りの壁は料理直後に拭く(あたたかいうちは汚れが落ちやすく、拭き忘れも防げます)
- 一日の終わりに、汚れがついていないと思う部分も拭く(軽くでもいいので、こんなところにつかないだろうというような部分も拭いておきます)
以上のことを心がけてみてください。拭くときには重曹を使うといいでしょう。手荒れしにくく汚れも落ちやすいです。
重曹を小さな容器につめかえ、キッチンに置いておき、気付いたらサッと振り掛けて拭くだけできれいになります。
カビに水垢に悪臭。浴室は細かいところに気を遣う
浴室は家の中でも特に使用頻度が高く、清潔に保つことが求められる場所です。
日々の疲れを癒す場でもあるため、快適に使用できるようにメンテナンスを行うことが重要です。
ここでは、浴室のメンテナンス方法について詳しく解説します。
日常の掃除
浴槽の掃除
浴槽は毎日使用するため、使用後にすぐ掃除する習慣をつけましょう。
- 入浴後にお湯を抜く
- 浴槽用洗剤を全体にかける
- 柔らかいスポンジで擦る
- シャワーで洗剤を流し、水気を拭き取る
壁と床の掃除
カビが発生しやすい壁や床も、定期的に掃除することが大切です。
- 浴室用中性洗剤をスプレーする
- ブラシで目地部分を重点的に擦る
- シャワーで洗剤を流し、水気をしっかり拭き取る
排水口の掃除
排水口は髪の毛や石鹸カスが詰まりやすいため、週に一度は掃除しましょう。
- 排水口の蓋を外す
- 髪の毛や汚れを取り除く
- 排水口用洗剤を使って洗浄する
定期的なメンテナンス
カビの予防
カビは浴室の大敵です。湿気が原因で発生するため、以下の方法で予防しましょう。
- 換気:入浴後は必ず換気扇を回すか、窓を開ける
- 除湿:除湿機を設置することで湿気を取り除く
- 防カビ剤の使用:市販の防カビ剤を定期的に使用する
シャワーヘッドの掃除
シャワーヘッドも水垢やカルシウムが溜まりやすい部分です。
- シャワーヘッドを外す
- 酢水に浸けて数時間放置する
- ブラシで詰まりを取り除き、流水で洗い流す
鏡の曇り取り
浴室の鏡は曇りやすく、視界を妨げます。以下の方法で曇りを防ぎましょう。
- 防曇スプレーの使用:市販の防曇スプレーを鏡に塗布する
- 石鹸水の使用:石鹸水を鏡に塗り、乾いた布で拭き取る
長期的なケア
シリコンシーラントの点検
シリコンシーラントは劣化しやすく、カビが発生する原因になります。
- 定期的にシリコン部分を点検する
- 劣化している場合は除去し、新しいシリコンを充填する
換気扇の掃除
換気扇は湿気を排出する重要な役割を果たします。
- 電源を切り、カバーを外す
- ブラシでホコリを取り除く
- フィルターを洗浄し、乾燥させる
照明器具の点検
照明器具も汚れが溜まりやすい部分です。
- 電源を切る
- カバーを外して洗浄する
- 電球の接続部分を点検し、必要に応じて交換する
業者によるメンテナンス
浴室のメンテナンスは自分で行うことも可能ですが、定期的に業者を呼んでメンテナンスを受けることもおすすめします。
特に配管や電気系統はプロの手を借りることで、安全かつ効率的にメンテナンスを行うことができます。
- 定期的な点検:配管や電気系統のチェック
- 業者による清掃:カビ取りや配管の洗浄
- 緊急時の対応:水漏れや故障時に迅速な対応
毎日のメンテナンス
浴室は水回りの中でも特に湿気が多く、幾度となく生えるカビに悩まされている人も多いと思います。浴室のメンテナンスの最大のポイントは、「水を残さない」ことです。
とにかく、メンテナンスの必要が出てくること全ては、湿気や水が原因で起こります。
タイルの目地やゴムパッキンのカビ、鏡の水垢、匂いなどです。これらを防ぐために毎日できるメンテナンスとしては、以下のようなものがあります。
- 必ず浴室乾燥機を付ける(無い場合には、軽く拭きあげておく)
- 排水溝は毎日髪の毛を取っておく(髪やゴミが湿気で匂いを発することがあります。)
- 鏡用のクリーナー、歯磨き粉などを使い、鏡を毎日拭く(水垢は日が経てば経つほど取れにくくなり、曇って使えなくなります。毎日の積み重ねが肝心です)
これらを毎日行うことで随分防げるでしょう。
1ヶ月に1度はパイプ掃除する、ゴムパッキンに隙間がないかを確かめる、ついてしまった汚れをお酢で取るなどを行うことで、長くきれいな状態を保つことができます。
トイレの掃除は習慣化すること
トイレは、他の水回りと比べてスペースが小さいことが多く、余計な物が置かれていない場所でもあるので、メンテナンスがしやすいです。
掃除を習慣化できれば、一番きれいに保てるでしょう。手の届くところ、見えるところにトイレ用のシートを置いておき、入る度に軽く掃除する。
それだけでも違います。便器内は1週間に1度は裏の部分まで掃除するようにしましょう。ここでも重曹は役立ちます。
日常の掃除
便器の掃除
便器は最も使用頻度が高い部分であり、常に清潔に保つことが重要です。
- トイレ用洗剤を便器内にかける
- トイレブラシで全体を擦る
- 特に汚れが溜まりやすい縁の部分を重点的に掃除する
- 水を流し、洗剤をしっかりと洗い流す
床と壁の掃除
床や壁も汚れやすい部分です。日常的に拭き掃除を行い、清潔に保ちましょう。
- トイレ用クリーナーを床や壁にスプレーする
- 清潔な布やモップで拭き取る
- 汚れがひどい場合は、ブラシを使用して擦る
便座とタンクの掃除
便座やタンクの外側も忘れずに掃除しましょう。
- トイレ用除菌スプレーを使用する
- 柔らかい布で拭き取る
- 隙間や溝も丁寧に掃除する
定期的なメンテナンス
排水口の点検
排水口は詰まりやすい部分です。定期的に点検し、問題があれば早めに対処しましょう。
- 排水口カバーを外す
- 髪の毛や汚れを取り除く
- 排水口専用のクリーナーを使用して洗浄する
換気扇の掃除
換気扇は湿気を排出し、カビの発生を防ぐ役割があります。定期的に掃除を行い、効率を保ちましょう。
- 電源を切り、カバーを外す
- ホコリや汚れをブラシで取り除く
- フィルターを洗浄し、乾燥させる
ウォシュレットのメンテナンス
ウォシュレットは使用頻度が高く、定期的なメンテナンスが必要です。
- ノズルを引き出し、中性洗剤で洗浄する
- 水でよく洗い流し、乾燥させる
- メーカーの指示に従い、定期的にフィルターを交換する
長期的なケア
シリコンシーラントの点検
シリコンシーラントは劣化しやすいため、定期的に点検し、必要に応じて交換しましょう。
- シリコン部分を目視で確認する
- 劣化が見られる場合は、古いシリコンを除去する
- 新しいシリコンを充填し、しっかりと乾燥させる
配管の点検
トイレの配管は目に見えない部分ですが、定期的な点検が必要です。
- 配管の目視点検を行う
- 水漏れや詰まりがないか確認する
- 問題があれば早めに専門家に依頼する
防臭対策
トイレの臭い対策も重要なポイントです。防臭効果のあるアイテムを活用しましょう。
- 防臭スプレーの使用:市販の防臭スプレーを使用する
- 防臭シートの設置:トイレの床に防臭シートを敷く
- 芳香剤の設置:トイレ専用の芳香剤を置く
業者によるメンテナンス
トイレのメンテナンスは自分で行うことも可能ですが、定期的に専門家によるチェックを受けることも推奨されます。特に配管やウォシュレットの故障はプロの手を借りることで、安全かつ確実に対処することができます。
- 定期点検: 配管やウォシュレットの点検
- 業者によるメンテナンス:トイレ全体のクリーニング
- 緊急時の対応: 水漏れや詰まりの迅速な対応
洗面所はすぐに行動が肝心
洗面所には大きな鏡がある家が多いでしょう。
ここは毎日、水がバシャバシャと跳ねてしまいます。これが鏡に付着して乾くとしみのようになり、目立ちます。
洗面所の汚れにはファイバータオルが最適です。拭き跡が残らずに、軽い力で拭き取ることができるので、使ったついでに掃除ができるようになります。
また、洗濯機回りは洗剤や柔軟剤が落ちて固まったり、水と混ざってドロドロになったりしがちです。そうなる前に拭き取れるように、毎日メンテナンスしておきましょう。
日常の掃除
洗面台の掃除
洗面台は、歯磨きや顔洗いなどで毎日使用されるため、汚れやすい部分です。
- 使用後は毎回、水で軽く洗い流す
- 中性洗剤を使ってスポンジで擦る
- 水垢や石鹸カスが付着しやすい部分を重点的に掃除する
- 水で洗剤をしっかりと洗い流し、乾いた布で拭き取る
鏡の掃除
鏡は水滴や汚れが付きやすい部分です。毎日掃除することで、清潔な状態を保ちましょう。
- ガラス用クリーナーを鏡にスプレーする
- 柔らかい布やペーパータオルで拭き取る
- 鏡の端や隅も忘れずに掃除する
カウンターの掃除
洗面所のカウンターは、化粧品や歯ブラシなどが置かれるため、汚れやすい部分です。
- 使用後は毎回、カウンターを拭き取る
- 中性洗剤を使って汚れを拭き取る
- 乾いた布で水気を拭き取り、乾燥させる
定期的なメンテナンス
排水口の掃除
排水口は髪の毛や石鹸カスが詰まりやすい部分です。週に一度は掃除を行いましょう。
- 排水口の蓋を外す
- 髪の毛や汚れを取り除く
- 排水口専用のクリーナーを使用して洗浄する
蛇口の掃除
蛇口は水垢が溜まりやすい部分です。定期的に掃除を行い、清潔な状態を保ちましょう。
- 中性洗剤を使って蛇口を拭き取る
- 水垢がひどい場合は、酢水を使って擦る
- 水で洗剤や酢水を洗い流し、乾いた布で拭き取る
換気扇の掃除
換気扇は湿気を排出する重要な役割があります。定期的に掃除を行い、効率を保ちましょう。
- 電源を切り、カバーを外す
- ホコリや汚れをブラシで取り除く
- フィルターを洗浄し、乾燥させる
長期的なケア
シリコンシーラントの点検
シリコンシーラントは劣化しやすいため、定期的に点検し、必要に応じて交換しましょう。
- シリコン部分を目視で確認する
- 劣化が見られる場合は、古いシリコンを除去する
- 新しいシリコンを充填し、しっかりと乾燥させる
照明器具の点検
照明器具も汚れが溜まりやすい部分です。定期的に掃除を行い、明るさを保ちましょう。
- 電源を切る
- カバーを外して洗浄する
- 電球の接続部分を点検し、必要に応じて交換する
棚と収納の整理
洗面所の棚や収納も、定期的に整理することで清潔な状態を保つことができます。
- 収納内の物を全て取り出す
- 不要な物を処分し、必要な物だけを戻す
- 棚や引き出しも忘れずに掃除する
業者によるメンテナンス
洗面所のメンテナンスは自分で行うことも可能ですが、定期的に専門家によるチェックを受けることもおすすめします。
特に配管や電気系統はプロの手を借りることで、安全かつ確実にメンテナンスを行うことができます。
- 定期点検:配管や電気系統のチェック
- 業者による清掃:洗面所全体のクリーニング
- 緊急時の対応:水漏れや詰まりの迅速な対応
まとめ
新築の状態を保つには毎日の努力が必要です。
面倒だと感じるかもしれませんが、毎日少しでもやっていれば、汚れの付着の速度は遅くなります。水回りの掃除の基本は、すぐに拭くことです。
水滴を残さないことを心がけておくだけで、新品の状態が長く続くようになります。
住まいの水回りのメンテナンスは「毎日軽く、1週間に1度しっかり、1ヶ月に1度念入りに、数年に1度プロに任せて」を心がけましょう。