住宅と土地の資産価値を判断するポイント!
- お役立ちコラム
住宅の資産価値は、その土地の価値と建物の価値によって決まります。
自分が住むつもりで購入する住宅の資産価値は高いに越したことはありません。
資産価値が住まい選びの優先順位第一位でなくても、何かあったときのために、ある程度は資産価値を意識した住宅選びをすることをおすすめします。
資産価値の高い土地とは
資産価値が高いか低いかは、それを欲しがる人がどのくらいいるのかどうかということに直結しています。
従って、資産価値が高い土地というのは、それだけ欲しがる人が多い人気の土地ということになります。
地域による資産価値
吉祥寺や横浜など、住みたい街ランキングで上位に入る土地は資産価値が高い可能性が高くなります。
ただし、こうしたランキングは、マンションも一戸建ても同じカテゴリで集計されています。
都心部は一戸建てよりマンション需要のほうが高いエリアもあるので、マンションに比べて一戸建ての資産価値はそれほど高くないといったケースもあります。
利便性による資産価値
近くに小学校やスーパー、公園があると資産価値は高くなりやすい傾向にあります。
最寄り駅が近かったり、最寄り駅に複数の路線が通っていたりする場合も同様で、利便性の高い土地はそれだけ需要も、資産価値も高くなるのです。
広さによる資産価値
狭小住宅の場合、どうしても資産価値は低くなってしまいます。周辺の平均的な住宅の広さをかんがみて、資産価値は決まるからです。
建物の資産価値
建物の資産価値も、土地と同様にいくつかのポイントによって決まります。
資産価値の高い土地に住むメリット
資産価値の高い土地に住むメリットには以下のようなものがあります。
不動産の売却価値が高くなる
資産価値の高い土地は、将来的に高値で売却できる可能性が高くなります。特に地価が上昇している地域では、不動産の取引価格も高くなる傾向があります。
融資を受けやすくなる
土地の資産価値が高いと、不動産を担保にした融資を受けやすくなります。担保価値が高くなるため、金融機関からの融資条件が有利になるためです。
資産価値が安定している
土地には法定耐用年数がないため、建物と比べて資産価値が安定しています。特に人気のある地域では、長期的に見て資産価値が維持されやすい傾向があります。
資産価値の高い土地は、将来的に様々な活用方法を持っています。
土地活用による付加価値を付けることで、さらに資産価値を高められる可能性があります。
資産価値の高い土地に住むデメリット
ただし、資産価値の高い土地に住むことには以下のようなデメリットもあることに注意が必要です。
- 固定資産税や相続税などの税負担が増加する可能性がある
- 不動産購入時の初期費用が高くなる
資産価値の高い土地に住むことのメリットを最大限に活かすためには、自身の財政状況や将来的な計画を考慮し、適切な判断を行うことが重要です。
資産価値の高い住宅を持つメリット
土地単体ではなく、資産価値が高い住宅を持つメリットには以下のようなものがあります。
将来の住み替えや売却時に有利
例えば、将来、一戸建てからマンションや老人ホームへ住み替えをする場合、資産価値の高い住宅があれば資金面で大きなアドバンテージになります。
また、最近では、自宅を担保に返済の必要がないお金を銀行から融資してもらい、死後はその住宅を銀行所有とするといった金融サービスも登場しています。
固定資産として活用できる
老後の生活に不安がある場合にも、資産価値の高い住宅は大きな助けとなってくれるはずです。
また、子どもに残す場合も同様で、資産価値のある住宅であれば、売ったり貸したりすることで子どもは高額のお金を得ることができます。
資産価値の高い住宅を持つデメリット
一方で資産価値の高い住宅を所有することには、いくつかのデメリットがあります:
維持コストが高い
資産価値の高い住宅は、一般的に固定資産税が高くなり、毎年の支出が増えてしまいます。
また、高価値の住宅は、その価値を維持するために高額な維持管理費用がかかることがあります。
さらに資産価値の高い住宅を購入する際は、多くの場合高額な住宅ローンを組む必要があり、長期間にわたって大きな金銭的負担を負うことになります。
売却が難しい場合もある
高額な物件は購入できる層が限られるため、売却時に時間がかかったり、希望価格で売れない可能性があります。
そうなった場合、他の投資や生活での選択肢が制限されてしまうでしょう。
セキュリティとプライバシー
高価値の住宅は犯罪のターゲットになりやすく、追加のセキュリティ対策が必要になる場合があります。
セキュリティを気にし過ぎてしまうと今度は、近隣の目が気になったり、プライバシーの確保が難しくなる可能性もあります。
これらのデメリットを考慮し、自身の経済状況やライフスタイルに合わせて住宅選びを行うことが重要です。
部屋の広さや間取りによる資産価値
自分たちの家族には適していても、あまり一般的でない間取りというものもあります。やはり、資産価値の高い間取りというのは、汎用性が高く、融通が利く間取りになります。
また、吹き抜けがあったり玄関が広々としていたり、多くの人がメリットと感じる設備、スペースがあると資産価値も上がります。
建物自体の構造による資産価値
防音構造がしっかりとしていたり、耐震住宅であったりすると、資産価値は当然高くなります。
ただし、一般的に、中古住宅は20年ほどすると資産価値はゼロになってしまうと言われています。建物に関する資産価値はあまり長く維持できるものではないと思っておいたほうがよいでしょう。
一戸建てを購入する時に、売却時のことを考える人は少ないかもしれません。
しかし、金銭的な問題や、家族の状況の変化で家を住み替えることは十分あり得ます。そういうときに、資産価値の高い住宅を持っていると大きな助けとなってくれるはずです。
以上はあくまで、一般論での資産価値となり、アイウッドでは一般的な資産価値だけにとらわれず、お客様の要望に合わせた満足度の高い住宅・土地のご紹介を行わせていただいております。