大掃除を1日で終えるスケジュール例!スムーズな掃除のために事前に準備しておくこととは?

大掃除をすることで、すっきりした気持ちで新年を迎えられます。しかし家中をひっくり返すことになるため、重い腰を上げられない方も多いのではないでしょうか。

気が重い大掃除は、1日で終わらせてしまいましょう!この記事では、大掃除を1日で終えるためのスケジュール例をご紹介します。

大掃除を1日で終えるために準備することも解説しているため、ぜひ参考にしてください。

大掃除前に準備しておくこと(大掃除の1か月〜前日まで)

大掃除を始める前に、まずは次のことを済ませておきましょう。

  • 必要な掃除用具・洗剤の準備
  • 断捨離を済ませておく
  • ささっと掃除を習慣づけておく
  • 大掃除のスケジュールをたてる

上記の内容を、大掃除が始まる1か月ほど前から少しずつ準備しておくと、大掃除当日をスムーズに迎えられます。

必要な掃除用具・洗剤の準備

大掃除には普段の掃除よりも、たくさんの掃除用具が必要になります。時間があるときに、少しずつ揃えておきましょう。

掃除用具や洗剤の中には、100均で揃えられる物もあります。大掃除の費用を節約したい方は、ぜひ100均も活用してみてください。

【掃除用具】

  • 掃除用手袋
  • スポンジ
  • 雑巾(10枚以上あると便利)
  • 新聞紙
  • 割り箸
  • お掃除棒(割り箸にキッチンペーパーを巻いた物でも可)
  • 竹串・楊枝
  • 脚立
  • 掃除機
  • ゴミ袋

 

【洗剤】

  • 油汚れ用洗剤
  • 水垢用洗剤
  • 玄関用洗剤
  • 塩素系カビ取り洗剤
  • パイプクリーナー
  • 洗濯機用洗剤
  • ガラス・網戸用用洗剤
  • フローリング用洗剤
  • トイレ用洗剤

断捨離を済ませておく

大掃除の手を止める大きな原因が、物の整理整頓です。1日の大掃除で、いる・いらないの分別をしながら掃除を進めるのは困難です。しかし物を減らさないと、掃除機をかけられない家庭もあるかと思います。

大掃除前に、できる範囲で断捨離を済ませておきましょう。休日を丸1日使って断捨離をしなくても、「1日3個、捨てる物を見つける」といったふうにコツコツ続けるだけで、大掃除当日の負担を大きく減らせます。

ささっと掃除を習慣づけておく

日頃からささっと掃除をしておくことで、大掃除当日がラクになります。「顔を洗ったついでに洗面所を水拭き」「コンロは寝る前にさっと拭く」といったふうにすれば、汚れが溜まりにくくなります。

ほとんど汚れが残っていない場所は、大掃除当日もさっと掃除をするだけで十分です。ささっと掃除を身につけて、大掃除の時間を短縮しましょう。

大掃除のスケジュールをたてる

大掃除のスケジュールを立てることで、当日までに済ませておく内容や当日の流れがイメージしやすくなります。

また、1箇所にあてられる掃除時間の目安も割り出せるため、1日で大掃除を終えたい方は大掃除のスケジュールを作成しておきましょう。

大掃除のスケジュールをたてるポイント

大掃除を1日で終わらせるには、スケジュールの内容が重要なポイントとなります。

大掃除のスケジュール内容を作成する際は、掃除場所ごとに「掃除にかける時間」を設定しましょう。掃除場所ごとにどれだけ時間を充てるのか把握することで、スケジュールが立てやすくなります。

ただし、1日で終わらせることを意識しすぎて、無理な時間設定をしたりスケジュールを詰め込んだりするのはNGです。掃除場所の優先順位と1日の間で掃除に割ける時間を決めて、掃除場所ごとに適切な時間配分をしましょう。

また、掃除に充てる時間設定には余裕を持ったほうが良いでしょう。1日中掃除をしていると、後半は疲れが出て、思うようにスケジュールが進まないことも考えられます。

各掃除場所ごとに休憩時間を挟むようにして、実現可能なスケジュールを作成しましょう。

1日で大掃除を終わらせるスケジュール例

ここからは、1日で大掃除を終わらせるためのスケジュール例をご紹介します。大掃除の準備をする方は、ぜひ参考にしてください。

8:30〜(50分):ポーチ・玄関

ポーチや玄関は、暗いと汚れが見えにくくなります。遅い時間に掃除をスタートすることで水洗い後の乾燥が間に合わない可能性もあるため、なるべく早いうちに済ませてしまいましょう。

ポーチや玄関の掃除方法は、ホウキで埃や泥汚れを掃き出した後、水洗いをすればOKです。泥汚れが目立つ部分は、専用の洗剤を用いて雑巾でこすり洗いをしましょう。

9:30〜(80分):ファブリック製品の洗濯・窓周り

玄関やポーチの掃除を終えたら、カーテンやソファーカバーなどを外し、洗濯機で回してください。カーテンがなくなってすっきりした窓周りの掃除も、同時に済ませてしまいましょう。

窓の掃除は追い込みすぎると時間が足りなくなります。室内側のガラスやサッシの汚れを落とすことを優先し、掃除をしてもすぐに汚れる窓の外側や網戸の掃除は、力を入れすぎないようにしましょう。

11:00〜(60分):キッチン

キッチン掃除は、換気扇やコンロ、シンクに冷蔵庫など、掃除の範囲が多岐に渡ります。特に汚れが気になる部分から始めると良いでしょう。

また、キッチンの汚れは油汚れがメインです。コンロや換気扇など、油汚れがひどい部分は浸け置きをして、次の工程を前倒しにするのも、良い方法です。

12:00〜(60分):お昼ごはん

お昼ご飯の時間は、しっかり休憩を取るようにしましょう。

キッチンの掃除が終わっていない可能性もあるため、事前にコンビニでおにぎりやサンドイッチなどを用意しておくことをおすすめします。

13:00〜(40分):洗面所・洗濯機まわり

お昼を終えたら、洗面所・洗濯機まわりの掃除です。さっと掃除が習慣づいていた場合、洗面所周りの掃除はすることがほとんどないかもしれません。

洗濯機周りの掃除では、洗濯機下部の埃や洗濯機内部の汚れを落としていきます。内部の汚れは専用のクリーナーを使用すれば、簡単にきれいにできます。

日頃お手入れをさぼりがちな洗濯機のゴミ取りネットも、大掃除の機会に交換しましょう。

13:50〜(20分):お風呂

お風呂の大掃除では、いつもの水垢取りに加えて、換気扇や排水溝の掃除もしましょう。

換気扇はカバーが外れるタイプの場合、ファン部分も手洗いできます。カバーが外れないタイプの場合は、フィルター掃除とカバー表面の拭き掃除のみで済ませましょう。

排水溝は、ゴミを取ったらパッキンやトラップ部分などもきれいにするのがおすすめです。パッキンやトラップ部分は石けんカスやカビ汚れがひどくこびりついている箇所のため、外に持ち出して掃除をしたほうが良いでしょう。

すべてをきれいにしたら、最後にパイプ洗浄剤を注いで、排水溝の奥まできれいにしましょう。

14:20〜(20分):照明器具の掃除

照明器具の上には埃がたまっています。乾いた雑巾で拭き取りましょう。

また、ホコリがひどく舞うことや小さな虫の死骸があることも予想されるため、マスクや手袋をしておいたほうが安心です。

14:50〜(50分):リビングの掃除

リビングには、これまでの大掃除で発生した汚れがたくさん残っています。まずはぬれ雑巾で拭き掃除をしてから、掃除機で吸い取りましょう。先に埃を湿らせておくことで、掃除機によって埃が舞うのを防げます。

棚の上やカーテンレールの上など、普段はあまり掃除をしない場所も忘れずにきれいにしましょう。

15:50〜(20分):トイレ掃除

トイレ便器の落ちない黄ばみ汚れには、浸け置き掃除が有効です。トイレットペーパーを便器に敷いて洗剤を浸し、数分ほど放置してください。その後、こすり洗いをすると、黄ばみ汚れもスルリと落とせます。

また、トイレの換気扇にはたくさんの埃が溜まっています。掃除機と雑巾で、できる範囲で埃を取り除きましょう。

16:10〜完了

トイレ掃除を終えたら、大掃除は完了です。きれいになった部屋で、今年最後の時間を過ごしてください。

子ども部屋・寝室・和室などの大掃除は役割分担か別日に

上記でご紹介したスケジュールは、1人で1日で大掃除をした場合の時間例です。そのため、リビングやトイレなど、生活のメインの場所のみの掃除を想定しています。

子ども部屋・寝室・和室などその他の部屋の掃除を含めると、1人で1日で大掃除を終えるのは困難です。

家族で分担するか、別日に掃除をする、もしくは全体の掃除のクオリティを下げるなど工夫をして、大掃除のスケジュールを立てましょう。

掃除のコツは奥から手前・上から下が基本

掃除をする際は、奥から手前・上から下が基本です。この順序を守ることで、汚れが1箇所にまとめられるため、掃除の手間を削減できます。

普段の掃除でも活かせる手順のため、ぜひ覚えておいてくださいね。

スケジュールを管理して大掃除を1日で終わらせよう

大掃除を1日で終わらせるには、スケジュール管理が大切です。無理なく実現可能なスケジュールを立てて、スムーズに大掃除を終えましょう。

すっきりした部屋で、心地良い新年をお迎えください。