大量の本をどうする・どこにしまう?本収納のアイデア
- お役立ちコラム
部屋に溢れた大量の本を、どこにどのように収納をしているでしょうか。
本棚にすべてしまいきれていれば良いですが、中には置き場所に困る本もあるかと思います。また、本棚の中で、本がバラバラに設置されており、見た目にも機能的にもイマイチ……なんて方も、少なくないはず。
この記事では、そんな本収納に関する悩みを抱える方向けに、本の収納アイデアについてご紹介します。
本棚をすっきり見せる方法から、自立しない本のしまいかた、おしゃれに見せるテクニックまで幅広く触れるため、本収納に悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
大量の本収納を考える前に!まずは本の仕分けをしよう
大量の本を収納したい場合であっても、本の量が多すぎれば収納スペースに収まらないことも考えられます。
本の収納をスムーズに進めるために、まずは本の仕分けをしましょう。
本の仕分けの際、さよならをする本は下記の3つの内容を基準にすることをおすすめします。
- 2年読んでいない本
- 中身が思い出せない本
- 魅力を感じない本
それぞれの内容について、見ていきましょう。
捨て時①2年読んでいない本
2年読み返していない本、もしくは「積ん読(つんどく)」状態になり読み進めていない本は、手放しても良いかもしれません。
何度でも読みたい本、どんどん読み進めたいと思う本は、時間をつくってでも手に取るものです。逆に、時間があるのに読み返さない・読まない本はそれほど中身に魅力を感じていない本といえます。
2年間、読み返すことや手を付けることがなかった本は、本収納を計画したい際に、さよならを告げるのをおすすめします。
捨て時②中身が思い出せない本
表紙を見たときに中身が思い出せない本も、本の収納計画を進める際に、おわかれを告げることを検討してみてください。
中身が思い出せない本は、読んだ際に「おもしろいと思えなかった本」「得るものがなかった本」といえます。今後も読み返す可能性は低いため、捨てても困ることはないでしょう。
捨て時③魅力を感じない本
本の中身がいまいちでも、表紙やデザインが魅力的だと感じる本は、手元に残しておきたいと感じるかもしれません。本の見た目はいまいちでも、中身がおもしろい本も、やはり捨てることに抵抗を感じてしまいます。
見た目にも中身にも魅力を感じない本であれば、持っていても今後手に取る機会はないと考えられます。大量の本の収納計画を進める際に、手放すことも検討してみましょう。
大量の本の収納アイデア①本棚に収納する場合
大量の本の収納アイデアはさまざまです。
もっともポピュラーな方法としては、本棚に収納することが挙げられます。
本棚に大量の本を収納する際は、次の3つを意識すると見た目も良くなり、収納力もアップします。
- 色・高さで揃える
- 本は手前で揃える
- 後列には高さをつくる
それぞれの詳しい内容について、解説します。
色・高さで揃える
本棚に収納された本は、色と高さで揃えるようにしましょう。
色や高さがバラバラな本は、見た目も悪くなります。また、どこに本があるのかもわかりにくくなる点もデメリットです。色と高さで揃えることで本棚の見た目がすっきりし、本の場所もわかりやすくなります。
まず背タイトルの色で本をまとめて、まとめた同色の中で背の順に揃えてみましょう。
本は手前で揃える
奥行きがあるタイプの本棚の場合、本棚の奥側に本を並べると、手前に無駄なスペースができてしまいます。
手前の空いたスペースは埃がたまりやすい場所です。そのため本は奥側ではなく、本棚の手前側に並べて埃がたまらないようにしましょう。
本棚手前に本がきれいに並んでいると、見た目もよくなります。
後列には高さをつくる
本棚の手前に本を並べることで、埃がたまるのを防げます。しかし奥側の空間が空いてしまうため、本棚に無駄なスペースができてしまいます。
本棚の奥側にも本を置いて、大量の本の収納スペースとして役立てましょう。後列に本を置く場合は、段ボールや空のティッシュ箱などで本の足場をつくり、後ろの段の本が1段高くなるように調整するのがおすすめです。
後列の本が前列よりも少し高い位置に置かれることで、本棚の前面からも後列の本が確認しやすくなります。
大量の本の収納アイデア②自立しない本を収納する場合
本といっても種類はさまざまです。ハードカバーの本や漫画本もあれば、雑誌やパンフレットのように薄くて自立ができない本もあります。
ここからは、自立しない本を収納する下記の方法についてご紹介します。
- 下敷きを挟んで本棚へ
- ブックシェルフで立たせる
- 書類ボックスを使う
それぞれのやり方について、見ていきましょう。
下敷きを挟んで本棚へ
雑誌やパンフレットといった細い本は、下敷きを挟むことで自立できます。硬い下敷きが柱となり、薄い本類を支える仕組みです。
本の自立のアイテムは下敷き以外に厚紙でも代用ができます。しかし厚紙の場合はやがて湿気でしなってしまうことも考えられるでしょう。
プラスチックでできた下敷きであれば形状が変化してしまうこともないため、雑誌・本類の状態をきれいに保てます。
ブックシェルフで立たせる
ブックシェルフを使い、雑誌類を立たせるのも良い方法です。ブックシェルフは近年では100均でも取り扱いがあり、デザインもさまざまです。
本棚やインテリアのテイストに合ったブックシェルフを用いることで、すっきりとした本収納が実現でき、本棚周辺のインテリア性も向上します。
書類ボックスを使う
書類ボックスの中に、雑誌類を立てて入れておくのもおすすめの方法です。書類ボックスは向きを変えることで、背タイトルが見えるようにできます。
また、書類ボックスもブックシェルフ同様に豊富なデザインが販売されています。好みに合った品を選び、本棚に彩を加えましょう。
大量の本の収納アイデア③本をおしゃれに収納する方法
本の中にはおしゃれなデザインの本もあるかと思います。装飾性に富んだ本は、インテリアとして活かしてみませんか?
本をインテリアの一部として活かす方法は、次の3つがおすすめです。
- ブックスタンドで見える位置に設置
- ラフに重ねて
- 小物と一緒に飾る
それぞれの内容を見てみましょう。
ブックスタンドで見える位置に設置
表紙のデザインがおしゃれな本は、ブックスタンドに乗せて見えるように飾ってみましょう。ブックスタンドは100均でも販売されています。本で隠れるくらいの、小さなタイプを選ぶのがおすすめです。
ブックスタンドに乗せて表紙が見えるようになった本は、本棚に飾ったり棚の上にインテリアとして飾ったりしてみてください。
お気に入りの本がつねに見えていることで、気分も上がるのではないでしょうか。
ラフに重ねて
本を重ねて収納するというと、ずぼらな印象を抱くかもしれません。しかし「積ん読(つんどく)」本は、海外インテリアでもよく見かける存在です。
厚みがある本を角度を少しずらして重ねることで、程よい生活感と知性が垣間見える、ラフなインテリアに仕上がります。厚みがあるハードカバーの本を選んで、数冊重ねてみましょう。積み上げられた本の上にグリーンやブランケットなどを乗せて、小さなテーブルとして代用することも可能です。
お気に入りの本で実現するのは避けたい手法ですが、本を生かしたインテリアを取り入れたい方は、試してみてはいかがでしょうか。
小物類と一緒に飾る
本棚の空きスペースにグリーンや小物類を一緒に飾ることで、本棚が華やかになります。本棚以外にも、ブックスタンドに乗せて表紙が見える本を棚に飾り、脇にオブジェや花を添えるのも良い方法です。
プラスアルファの小物が加わることで、普通の本が華やかなインテリアへと変化します。お気に入りの本に華を持たせたい方は、ぜひ取り入れてみてください。
本はなるべく見せたくない!見せない収納のアイデア
本といっても、中身はさまざまです。中には、中身を見せたくない本もあるかもしれません。また、本棚がなく、別の場所に本収納を検討しなくてはならないケースも考えられます。
本をなるべく見せたくない方は、次の本の収納アイデアを取り入れてみてください。
- ベッド下に収納
- 衣装ケースに入れて
- ボックス収納
- カバーをつける
それぞれの内容について、解説します。
ベッド下に収納
浅く広く、日も当たらないベッド下の空間は、本の収納に適しています。ベッド下に収納ケースを加えて、本の収納スペースとして役立てましょう。
ベッド下のような低い場所に大量の本を収納する際は、キャスター付きのケースを用いると出し入れがしやすくなります。ベッド下のキャスター付き収納は市販品でもありますが、ベッドのサイズぴったりの収納ケースを望む方は、DIYも視野に入れてみましょう。
すのこを繋げてキャスターを取り付け、周辺を木枠で囲えば立派な本収納ケースが完成します。DIY初心者の方でも簡単にできる作業のため、ぜひチャレンジしてみてください。
カバーをつける
本の中身がバレたくない場合は、背表紙にカバーをつけるのも良い方法です。カバーをつけて本棚にしまえば、何の本かはわからない上に見た目にも統一感が生まれます。
本のカバーは書店でつけてもらったものをそのまま代用しても良いですが、おしゃれなデザインのカバーを求める方は、フリー素材を活用してみましょう。
「本 カバー おしゃれ 無料」といったワードで検索をすると、無料で安全にダウンロードできる本のカバーデザインが出てきます。お気に入りの本カバーを選択して、本棚を華やかにしましょう。
衣装ケースに入れて
押入れで活躍する衣装ケースは、大量の本の収納にも役立ちます。押入れやクローゼットにスペースが余っていれば、衣装ケースに本を入れて収納しましょう。
収納スペースに余裕がない場合は、衣装ケースをリビングや子ども部屋など、空いている場所に置いておくのもひとつの手です。「中身が見えたくない」「衣装ケース特有の生活感を減少させたい」といった場合は、ケースの内側から引き出し部分にマスキングテープやリメイクシートを貼って、中身を見えなくするのがおすすめです。
半透明の引き出し部分が隠れ、デザインが加わるだけで、「衣装ケースっぽさ」が軽減できます。
ボックス収納
100均やホームセンターには、収納シーンで役立つボックス類がたくさん販売されています。本収納のシーンでも重宝するため、大量の本の収納をしたい方はぜひ活用してみてください。
ボックスの形状は、収納の際に無駄なスペースを生まない真四角がおすすめです。上部を覆えるタイプを選べば、埃や日の光の侵入も防げます。
大量の本を収納する際の注意点
大量の本を収納する際は、日焼けや湿気に気をつけましょう。
紙でできた本は、太陽の光に当たったり湿気を含んだりすると、品質が劣化します。本の色が変わったり紙がシワシワになったりして読みづらくなるため、日除け・湿気対策はしっかりおこなった上で本を保管しましょう。
また、大量の本を本棚に収納する場合は、重たい本を下に置くようにしてください。重たい本を上に置いてしまうと、本棚のバランスが崩れやすくなります。また、地震で本が落ちてきた際、上から重たい本が落ちてくれば怪我のリスクが高まります。
辞典といった重たい本は下段に置き、安全な収納を心がけましょう。
大量の本は賢い収納アイデアで読みやすく・美しく!
大量の本は収納アイデアを賢く活用することで、読みやすく美しい状態になります。
ご紹介した内容を参考にして、部屋に溢れた本を整理整頓し、読書がより楽しめる環境をつくりましょう。