【実例つき】平屋の魅力とは？メリット・デメリットを比較
- お役立ちコラム
「家といえば2階建て」というイメージを持つ方が、まだまだ多いと言えます。しかし近年では平屋の需要も徐々に増えつつあり、若い夫婦やファミリーが平屋を選択するケースも多くあります。平屋を選ぶ方が増えてきている理由とは、何なのでしょうか？また、魅力的な平屋を完成させるには何に気をつければ良いのでしょうか？
この記事ではこれから家を建てる方に向けて、平屋の魅力とメリット、平屋の注意点とデメリットについて、ご紹介します。
平屋の魅力・メリットとは？
平屋という言葉から、何となく「昔の家」を思い浮かべる方も、多いのではないでしょうか。実際に平屋で暮らしているのは、現状では中高齢者世帯が多いことから、あまり若い人向けというイメージは持ちにくいかもしれませんね。しかし平屋には2階建てにない、暮らしやすさや魅力を感じる点がたくさんあります。そのため、最近では若い家族世帯やお一人世帯にも平屋がひそかな人気です。では平屋を検討する方たちは、平屋のどのような点に魅力を感じて、選ぼうとしているのでしょうか？
平屋のメリット①ワンフロアで暮らしやすい
平屋はワンフロアで成り立っています。そのため、重たい洗濯物を持って2階のベランダに向かったり、朝起きて眠たい状態で階段を降りたり、といった移動の手間が少ないです。またワンフロアで家族全員が過ごすため、お互いの気配を感じられ、コミュニケーションも取りやすくなります。小さな子どもが階段から転落してしまう心配もありません。このように、2階建てで生じるデメリットの多くを、平屋では感じることが少ないと言えるでしょう。
平屋のメリット②老後も安心
歳を重ねると階段の上り下りがしにくくなります。そのため中高年世帯の中には2階フロアはほとんど使わず、1階だけで生活をまかなおうとする家庭も、少なくありません。また、リフォームで平屋にしようと思うものの、費用がかかることから中々踏ん切りがつかない、というケースもあります。あらかじめ平屋を選んでおけば、歳を重ねたときの悩みが軽減でき、リフォーム費用も削減できるでしょう。
平屋のメリット③災害に強い
平屋は高さがないため、地震の揺れに強いとされています。風のあおりも受けにくく、台風時の振動も少ないです。また、1階建ての造りは火災や地震などの際、窓や玄関から逃げやすいというメリットもあります。このように、平屋は災害対策にも特化した造りです。万が一のときにしっかり対応ができる家づくりをしたい方にも、平屋はぴったりと言えるでしょう。
平屋のメリット④開放感がある
平屋は2階建てとは違い、ワンフロアの造りです。平屋を建てるにはある程度の土地面積が必要になりますが、その分、開放感は抜群！ また、コの字やロの字型の平屋にすれば、外からの視線が気にならないプライベートな庭も付けられます。バーベキューやプールといった外遊びも、通常の庭よりも気にせず楽しめるでしょう。
平屋のメリット⑤メンテナンスコストが抑えられる
平屋は広い土地が必要です。さらに、基礎工事や屋根の面積も増えることから、2階建てよりも多くの初期費用が必要となります。しかし、家を建てればいずれは必要になる「メンテナンスコスト」は、平屋のほうが低いです。外壁の塗り替え、屋根の履き替えなどのメンテナンスでは、平屋の場合、足場組がいりません。さらに雨樋や落ち葉の掃除など、日常のメンテナンスも戸建てに比べて簡単です。
平屋の注意点・デメリットとは？
メリットが豊富で人気も高まりつつある平屋ですが、プランニングを誤ると、その魅力を充分に実感できない、なんてことも考えられます。平屋を建てる場合の注意点について知り、後悔のない家づくりをしましょう。
平屋のデメリット①土地の場所と値段
「2階建てと同じくらいの延床面積で平屋を建てたい」と考えるのであれば、2階建て以上に広い土地が必要です。土地代の高い都心部に建てようとすれば、必然的に高額な家づくりになってしまうでしょう。費用を抑えるためには、まずは都心から離れた土地で希望の暮らしができないかを検討してみてください。さらに、平屋の建築をお願いする会社に、土地探しも相談に乗ってもらえないかも、併せて聞いてみましょう。穴場の土地を知っている可能性があります。
また、平屋は地震や家事の際は逃げやすいですが、水害には強くありません。そのため、水害が起きにくい土地を選ぶこと、水害が起きたとしても大丈夫なように地盤や基礎を高くしておくことなども、検討をした方が良いでしょう。
平屋のデメリット②プライバシーの確保
平屋の数が増えている、とはいっても、まだまだ戸建ての主流は2階建てです。そのため平屋を建てたものの、ご近所は2階建てだらけ。わが家は上から丸見え状態に……なんてことも考えられます。対策としては、軒が深い屋根の採用・天窓の設置は避けるなどの工夫で、上からの視線を防ぐのがおすすめです。さらに平屋をコの字型・ロの字型にしたり、窓の位置を工夫したりといった、道路や近隣からプライバシーを守れるような施策も、同時に取り入れると良いでしょう。
平屋のデメリット③日が当たらない場所の対策
平屋はすべてがワンフロアなため、日差しの量が足りないと感じる部屋が、できてしまう可能性もあります。隣の部屋の明るさを取り入れられるよう、壁ではなく室内窓を設置したり間接照明を加えたりして、家が暗くならない対策を練りましょう。
平屋のデメリット④生活動線の間取り
ワンフロアで動線を巡らせられるのは平屋のメリットです。しかし、間取りによってはワンフロアであることが、デメリットになるケースもあります。たとえば洗濯機から干場までが遠かったり、洗面所からクローゼットまで距離があったり……。寝室にいても家族の気配を感じて落ち着けない・プライベートが保てない、というのも平屋の不満あるあるです。「2階建てにしておけば良かったかもしれない」と思う原因を作らないように、じっくり生活動線のシミュレーションをした上で、間取りを決めましょう。
平屋のデメリット⑤防犯対策をしっかりと！
災害の際には窓からの脱出がしやすい平屋ですが、逆を言えば、外からの侵入もしやすいと言えます。窓は二重ロックにしたり防犯カメラをつけたり、石砂利を敷いて足音に気づけるようにしたりと、防犯対策をしっかり取り入れることも、平屋づくりでは忘れたくないポイントです。
平屋のデメリット⑥費用を抑える工夫をする
平屋は土地代・建物代のどちらも、2階建てに比べてコストがかかります。ローコストで家を建てられる住宅会社を探すこと・お金をかけるべき部分とかけない部分を明確にすることなど、費用を押さえる工夫を積極的に取り入れましょう。そのほかにも、家具や設備のグレードを下げたり、都市部から離れた土地を選んだりするのも、コストダウンには効果的です。
平屋の魅力を活かしたアイ-ウッドの注文住宅 実例
アイ-ウッドはこれまでに約8,000棟、熊本県の皆さまの安心して暮らせる住まいをつくり続けてきました。そして、その住まいへの様々な想いやこだわりのすべてに応えてきました。
ここでは、アイ-ウッドが手掛けた平屋の注文住宅の実例をご紹介します。
平屋の事例①坪庭のある平屋
Ｓ様邸／熊本市東区 家族構成：大人２人 1階128.25㎡（28.79坪）
熊本地震で築55年の家が半壊し、新築を決意したお客様。 当初はリフォームも検討しましたが、「かえって高くなる」と新築を決意されました。空間にゆとりのある玄関、そしてエントランスホールからＬＤＫにかけて楽しめる坪庭が特徴の平屋です。
平屋の事例②4世代が集う65坪の大きな平屋
S様邸／西原村 家族構成：大人6名、子供3名 1F 218.00㎡(65.95坪)
2018年3月に完成した65坪の平屋で7つの居室と2世帯それぞれのバス、トイレ、LDKを備えた造りとなっています。
玄関も2 つ備え、それぞれの世帯が気兼ねすることなく生活ができる自由設計で建てた二世帯住宅の好例です。
平屋の事例③たっぷり収納と快適な家事動線を備えたアイデアいっぱいな平屋
W様邸／大津町 家族構成：大人２人 1階104.50㎡（31.61坪）
「動きやすい家事動線」と「たっぷり収納」が特徴の平屋です。コンパクトな平屋のいたるところに収納を設け、スムーズな家事動線を意識した快適な住まいとなっています。
まとめ
間取りや費用を抑える工夫をすることが、平屋の魅力を引き出すカギです。ご紹介した内容を踏まえて、ぜひ、理想的な平屋の家づくりを実現しましょう。アイウッドでは、平屋タイプの住宅も取り扱いがございます。熊本市に新居を求める方は、ぜひ、お気軽にご相談ください。