新築住宅購入後の家具家電にかかる費用の目安はどれぐらい?

新築住宅の購入には、家具家電を購入しなければなりません。

以前住んでいた家からなるべく持ってきて、費用を極限まで抑えたとしても約50万円、こだわって入れ替えるのであれば約150万円〜200万円は見ておいた方が良いでしょう。

今回は、引越し後にかかる家具家電の費用を、優先度の高い順番に紹介します。

また、買い替えが必要なものとそうでないものの区別もしていきますので、ご参考になさっていただければ幸いです。

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買い替えた方が良いもの

一戸建てに引っ越した場合、前の家で使っていた家具や家財が使えるものと使えないもの、使えるけれど新調したいものが出てくるでしょう。

買い揃えられるものとしては、下記のものが挙げられます。

なお、価格はAmazonの価格のうち安めのものを中心に、4人暮らしを仮定して算出しております。

  • カーテン:45,000円(カーテン、カーテンレール、窓10個と仮定)
  • エアコン:335,000円(5部屋と仮定)
  • 照明:50,000円(5部屋と仮定)
  • 冷蔵庫:50,000円(1台)
  • 洗濯機:30,000円(1台)
  • 合計:500,000円

上記の4つはどうしても家の寸法や取り付けが関わってくるため、ほぼ必須と言えるでしょう。

買い替えが推奨されるもの

以前のお家で使っていて、そのまま持ってきても良いものの、家の間取り上買い替え、または新たに購入した方が良いものもあります。

ここでは、買い替えが推奨されるものを紹介します。

  • ベッド:60,000円(4台)
  • ダイニングテーブルセット:20,000円(4人がけ)
  • 学習机:20,000円(2台)

ここまでで約60万円となります。

多くの方が買い替えるもの

ここまでのものは、あくまで最低限に抑えようとした結果の費用です。
通常は、お引越しの際にもっといろいろな家具家電を購入します。

なぜなら、一戸建てに引っ越す場合は、今までよりもリビングが広くなる場合が多いため、部屋に合わせて大きめのソファやテレビ、収納などに買い換えたい、という方が多いからです。

そのほか、今まではバラバラだった家具類に統一性を持たせたい、古くなってきた家電をこの機会に買い替えたいなどの希望がある場合は、さらに購入物品が増えていきます。

ここからも、価格は同じくAmazonの安めのものを参考にしておりますが、嗜好品的な色も強くなってきますので、価格は当然高いものと安いものに分かれます。

  • テレビ:40,000円(40型1台)
  • テレビボード:7,000円(1台)
  • ソファ:20,000円(2〜3人がけ)
  • 収納棚:23,000円(高さ180cm×幅90cm程度の大きさのものを1台と高さ80cm×幅60cm程度のものを3台)
  • 収納ケース:10,000円(4人分)
  • 布団、枕:20,000円(4人分)
  • 食器棚:32,000円(1台)
  • 電子レンジ:9,000円(1台)
  • リビングテーブル:20,000円(1台)
  • ゴミ箱:5,000円(5個)

ここまでで77万6,000円ですが、あくまでかなり抑えた金額です。

こだわりや、統一感を持たせたい、機能性の高いものが欲しいなどのご希望があれば当然高額になってきて、冒頭に申し上げた通り150万円〜200万円ほどがトータルでかかる費用の目安と言って良いでしょう。

費用を抑えるためのコツ

この150万円という金額ですが、お家を買って大きな出費をした後に一括で支払うのは負担に感じてしまうのではないでしょうか。

ここでは、少しでも費用を抑えるコツを紹介します。

セールやキャンペーンを利用する

家具や家電を購入する際は、セールやキャンペーンを活用することで、費用を大幅に抑えることが可能です。
特に、年末年始や決算期などのセールを狙うと良いでしょう。

中古品やアウトレット商品を検討する

高品質な家具や家電でも、中古品やアウトレット商品であれば、新品に比べて安価に手に入れることができます。
使用感にこだわらない場合は、このような商品を検討するのも一つの方法です。

必要最低限のアイテムから揃える

直接コストを下げる方法ではありませんが、必要最低限のものを優先的に揃えることで負担をかなり分散することができます。

すべての家具や家電を一度に揃える必要はないので、最初は必要最低限のアイテムから購入し、徐々に揃えていくことで、負担を軽減することができます。

優先度はそれぞれのライフスタイルによりますが、上記の「必須なもの」「推奨されるもの」「多くの方が買い替えるもの」の順にするとスムーズにいきます。

建築時から生活をイメージして注文する

建築の時から、私生活をイメージして、必要そうな収納は予め家に備え付けておくなどの工夫をすれば家具代はかなり抑えられます。

また、洗濯機、冷蔵庫は寸法を図り、やや余裕を持たせるようなサイズの置き場所を準備することで、洗濯機、冷蔵庫の買い替えが不要となります。

注文住宅の打ち合わせ時に、必ず希望を伝えておくことと、いい案がないか聞いておくこと、資料によく目を通しておくことが必要です。

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近所の挨拶まわりにも費用がかかる

ご近所の方々とは長いお付き合いになりますから、きちんと引越しの挨拶をするようにしましょう。渡すものはお菓子や洗剤などが一般的です。

引越しのご挨拶をする際に、多くの人が迷うのが「どこまで挨拶に行くか」ということです。
向こう三軒両隣と昔からよく言いますが、お向かいと裏、両隣、斜め向かいあたりまではご挨拶に行った方が良いでしょう。

ただし、地域によって挨拶すべき範囲は変わってきます。両隣とお向かい程度でいい場合もあれば、町内会で同じ班になるお宅すべてを回った方がいい場合もあります。

この辺りは、町内会長に相談するなどしながら、地域性を意識して決めるようにしましょう。

まとめ

一戸建てを購入すると、引越しが済んだ後にもさまざまなお金が必要となります。計画的に資金計画を立て、慌てることのないようにしましょう。

新築住宅購入後に必要な家具家電は、優先順位を決め、予算内で必要なものを選びましょう。

家電量販店、家具店、インターネット通販など、さまざまな場所で家具家電を購入できます。購入する際には、サイズ、機能、デザイン、省エネ性能などを考慮しましょう。