注文住宅における風水とは?運気の良い家・悪い家の特徴や間取りのポイント
- お役立ちコラム
「家を建てるなら、運気の良い家にしたい」
「風水ってどこに気をつければいいの?」
そんなお悩みをお持ちではありませんか?
注文住宅を建てる際に風水を取り入れると、家の雰囲気がぐっと良くなることがあります。特に間取りや配置を工夫することで、快適で運気の良い住まいを作り上げることができるでしょう。
この記事では、風水を取り入れた家づくりのポイントを詳しく解説します。
注文住宅を計画中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
風水とは?
風水とは、自然界のエネルギー(気)の流れを暮らしに取り入れて、快適で心地よい環境を目指す学問のことです。
スピリチュアルなイメージが強い風水ですが、風水は気候や地形などの影響を暮らしに取り入れる「環境学」に基づいています。
家相との違い
風水とよく似た考え方として「家相」があります。
どちらも方角や色、環境などを考慮しますが、成り立ちと考え方に違いがあります。
たとえば、風水の発祥は中国です。自然のエネルギーを活用し、土地や建物の位置、家具の配置などを選定します。
一方で家相は日本で生まれた考え方です。風水をベースにしつつ、日本の風土や環境、これまで日本人が経験してきた暮らしの知恵などに基づいています。
しかし厳密に分けて考えることは少なく、「風水=家相」と捉えるケースも多くあります。
どちらも、暮らしの快適性を高めるための考え方であることは共通しているので、できる範囲でそれぞれを上手に取り入れると良いでしょう。
風水で運気の良い家の特徴
運気が良い家の特徴として、以下が挙げられます。
- 日当たりが良い
- 建物の形状がシンプル
- 活気のある場所が近くにある
- 高台にあり景観の良い場所
- 整理整頓がされている
日当たりの良さは、風水を考える上で重要なポイントです。明るい家は運気が入り込みやすく、そこで過ごす人々の気持ちも前向きになります。
また、建物の形状が正方形や長方形など、シンプルな形状であることも大切です。複雑な形状の家は、家の中を運気が巡りにくいとされています。
周辺の環境も、家づくりの際は考慮したい点です。賑やかで活気のある場所やひらけた場所などは、エネルギーが多く集まります。
また、物がきちんと整理整頓されており、清潔な環境であることも、運気が良い家の特徴です。必要な物が正しい場所に置かれている空間は、エネルギーが軽くなり、良い運気を引き込むといわれています。
風水で運気の悪い家の特徴
一方で、行き止まりや三角形の土地は運気が悪いといわれています。行き止まりの土地は気が流れにくく、運気が停滞するためです。
また、風水において三角形のような「尖っているもの」は運気を跳ね返してしまう、と考えられています。
同様に、墓地や水害の多い土地も邪気が溜まりやすい場所のため、避けたほうが無難です。
さらに、鬼門・裏鬼門にある家も注意が必要です。
鬼門とは北東の位置、裏鬼門は南西の位置のことを指します。どちらも「鬼の通り道」とされており、悪いエネルギーが溜まりやすい方角です。
とくに玄関・キッチン・トイレの3つは鬼門に設置するのは(風水では)避けたほうが良いとされています。
注文住宅の風水を良くするポイント
注文住宅を計画するにあたって、風水を検討する方は多いことでしょう。
ここからは、注文住宅で風水を良くするためのポイントを、場所別にご紹介します。
玄関
玄関は気の出入り口になるため、風水ではもっとも重要な場所とされています。良いエネルギーが入ってきやすい東か南東に配置すると良いでしょう。
また、玄関はニオイや汚れが溜まりやすい場所でもあります。
不潔な環境は運気を下げてしまうため、常に清潔な状態を保つように心がけましょう。
加えて玄関の近くには水回りを置くのは避けたほうが良いでしょう。水回りは陰の気が漂うとされています。
玄関の近くに置くと、玄関に入った陽の気と混ざり合い、運気が下がってしまいます。
リビング
リビングは家族が集まる場所です。温かで心地よい環境であるために、日の光がたっぷり差し込む南〜東に設置すると良いでしょう。
また、エネルギーが集中する家の中心に配することも大切です。
トイレ・浴室
トイレや浴室などの水回りは、悪い気が溜まりやすい場所です。
悪い気が通り抜けていくように、換気ができる環境であることを重視しましょう。また、陰の気には光が有効であるため、日の光がたっぷり入ることも大切です。
方角は、東か南を選ぶと風通しが良く採光性を維持できます。2階に設置する際は、運気の出入り口である玄関の真上に来ないように注意しましょう。
キッチン
水と火を使うことから、キッチンはエネルギーが不安定な場所です。
加えて「ここに設置すると良い」とされる正解もないため、エネルギーが下がりにくい場所に配置することが大切です。
東や東南、北西であれば西日も入りにくいことから、食材が傷む心配がありません。鬼門・裏鬼門も避けており無難な方角であるため、キッチンの位置決めに迷ったときは、東・東南・北西の中から選ぶと良いでしょう。
階段
階段は気の流れを乱すため、キッチン同様に、良い方角はありません。
気が溜まりやすい家の中心や、玄関正面の位置などに配するのは避けたほうが良いでしょう。せっかく良いエネルギーが入ってきても、階段があることで2階にエネルギーが流れてしまいます。
また、階段は明るくすることで運気がアップするともいわれています。
窓や明るい照明などを設置し、階段に明るさを取り入れましょう。
寝室
寝室は気持ちを落ち着かせ、1日をリセットする場所です。悪い気を流す場所でもあるため、方角には注意しましょう。東、南東、北が、寝室の気を向上させる良い方角です。
また、ドアの真正面にベッドを置いたり、寝姿が見える場所に鏡を設置することは避けたほうが良いでしょう。
寝ている間に体に溜まる良い気が、ドアから逃げたり鏡に吸収されたりするためです。
アイウッドの注文住宅なら、風水を重視した心地よい家づくりが可能です。
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風水を取り入れる注意点
風水を注文住宅で取り入れる際は、次の点に注意しましょう。
風水を気にしすぎない
風水はより快適な家づくりを実現するために、参考にしたい考え方です。
しかし風水を重視するあまり、暮らしにくさや不便さを感じる間取り・レイアウトになってしまっては、「快適な家づくり」から離れてしまいます。
無理にすべてを取り入れようとはせず、できる範囲で実現しましょう。
風水インテリアを取り入れる
間取りだけでなく、インテリアにも風水の考え方を取り入れることで、より運気が向上します。
たとえば、気の出入り口である玄関には「災難が去る」という意味を持つ猿の置物を置くと、悪い気が入りにくくなります。
一方で、犬の置物は「運気の番犬」になるものの、良い気も追い払ってしまうため置かない方が無難です。
そのほかにも、角がなく運気を跳ね返さない丸い家具や、風水運がアップする色などを取り入れることもおすすめです。
住まいのインテリアテイストと合わせて、運気がアップするアイテムやカラーを取り入れてみましょう。
掃除がしやすい工夫を加える
風水を意識して良い間取りを実現しても、不潔な環境や散らかっている場所は、悪い気が溜まりやすくなります。
掃除がしやすく、汚れが溜まりにくい工夫も、注文住宅の際は考慮しましょう。たとえば段差や凹凸のない間取りや、お掃除ロボットが入れる高さのある家具などを用いると、良いかもしれません。
鬼門・裏鬼門にある部屋の風水をアップする方法
北東の鬼門と、南西の裏鬼門は鬼の通り道とされていますが、神さまが通る道でもあります。そのため鬼門・裏鬼門の方角にある部屋であっても、工夫をすることで邪気をしずめ、運気を向上させられます。
清潔な環境を保つ
汚れたり散らかったりしている環境は、邪気が蓄積されてしまいます。
鬼門・裏鬼門にある空間が汚れていると、より一層陰のエネルギーが強まるため、清潔な状態を保つようにしましょう。
また、換気をして湿気が溜まらないようにすることも大切です。湿気は陰のエネルギーを多く含むため、なるべく取り除くようにしましょう。
光を多く取り入れる
明るい空間にすることで、鬼門・裏鬼門の空間にも陽の気が入ってきやすくなります。採光性を向上するために、窓のサイズや位置などを考慮しましょう。
また、照明で光を取り入れるのも良い方法です。
その際、照明は自然光や太陽の光と近い昼光色を選ぶと、より陽の気が溜まりやすくなります。
植物を置く
植物は陰の気を吸い取り、陽の気を吐き出すとされています。鬼門・裏鬼門の空間には、観葉植物を多く取り入れると良いでしょう。
ただし、枯れてしまうと運気を余計に下げる原因となります。こまめに世話をし、水やりを絶やさないようにしましょう。
まとめ|注文住宅の計画中は風水を上手に取り入れよう
風水を取り入れた注文住宅は、快適で運気の良い暮らしを実現できます。
玄関やリビング、トイレなど、住まいの要所に風水の考え方を取り入れて、良いエネルギーが巡る家づくりをしましょう。
ただしすべての風水を、無理に取り入れる必要はありません。できる範囲で実現することで、暮らしやすさを損なわずに、家全体の運気を高められます。
理想の住まいを実現するための準備として、ぜひこの記事を役立ててくださいね。
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