壁に穴をあけないで絵を飾る方法8選!重い絵の場合や釘を刺せない壁の対処方法も
- お役立ちコラム
賃貸や新築の家にお住まいの方は、「なるべく壁に穴をあけずに絵を飾りたい」と考えるかと思います。
壁にいくつもの画鋲サイズの穴があいていると、目立つものです。絵を移動した際に、穴があいた壁がむき出しになることに、悩んでいるのではないでしょうか。
そこで、この記事では壁に穴をあけないで絵を飾る方法を8つご紹介します。重い絵を飾る場合やコンクリート・タイルなどの硬い壁に絵を飾る方法も解説するので、ぜひ参考にしてください。
壁に穴をあけずに絵を飾る方法
絵を壁に飾る際、壁に穴をあけるのは避けたいと考える方も多いかと思います。壁に穴をあけずに絵を飾る方法をご紹介します。
マスキングテープで貼る
お子さまの描いたイラストや写真など、温かな雰囲気のアートはカラフルなマスキングテープで壁に貼ってみてはいかがでしょうか。
マスキングテープの貼り方やデザインで、作品の印象が変わります。
手軽に四隅だけをマスキングテープで固定してみたり、マスキングテープで壁に額縁を描いたりと、オリジナリティあふれる使い方を探してみましょう。
絵に傷をつけたくない方はマスキングテープを三角形に折り、ポケットにして貼り付ける以下の方法もおすすめです。
粘着フック
粘着タイプのフックを壁に貼ることで、壁に穴を開けずに絵を飾れます。
粘着フックのシール部分の素材はさまざまで、両面テープタイプやシリコンタイプなどがあります。
ツルツルの壁に絵を飾る場合は両目テープタイプを、ざらざらの壁にはシリコンタイプを、といったふうに、壁に合わせて選んでみてください。
また、粘着フックを使用する際は、必ず耐荷重を確認しましょう。
ガーランド風
ガーランドとは、紐に取り付けられたフックに装飾品を飾るインテリアのことを言います。
紐を柱や家具に結べば、壁に穴をあけないで絵を飾れるため、壁を傷つけずにアートを楽しみたい方におすすめのアイデアです。
絵と一緒に花やオブジェなども吊すと、より華やかな印象になりますよ。
両面テープ
軽い絵であれば、両面テープで壁に貼ることもできます。ただし両面テープは経年劣化でノリの粘着力が弱るため、時間が経つと絵が落下してしまうことも。
使用する際は、長時間使い続けず、定期的にテープの交換をしたほうが良いでしょう。また、万が一落ちても危険性のない軽い絵を飾るようにしてください。
加えて、両面テープは剥がす際に壁紙を一緒に破いてしまう可能性もあります。不安な方はマスキングテープを貼った上に両面テープを貼って、壁が傷つかないように保護してください。
イーゼル・棚・椅子の上に飾る
イーゼルや棚、椅子などの上に絵を立て掛けて飾るのも良いアイデアです。
テープやフックなどを一切使用しないため、壁や絵を傷つける心配もなくアートを取り入れられます。家具の上に飾られた絵は移動が容易のため、気分に合わせて飾る場所を変えられる点も魅力です。
ただし立て掛けて飾る方法は、振動や風で絵が倒れてしまうことが考えられます。絵が安定するよう、飾る角度や場所などに注意しましょう。
床置き
床に絵を直接置くのも、おすすめのテクニックです。
モダンで外国風なインテリアを取り入れたい方は、ぜひ検討してみてください。
床に絵を置いて飾る場合、大きなサイズの絵を選ぶと良いでしょう。
サイズが小さな絵は低い位置に飾ると視界に入りにくく、存在感が薄くなってしまいます。
大きな絵であればその心配はなく、空間のアクセントとなるでしょう。
ホコリやゴミで絵が汚れてしまわないように、額縁と絵を保護するガラスやアクリル板を取りつけることも忘れないようにしましょう。
ピクチャーレール
ピクチャーレールとは、美術館や博物館でも使用される、絵を飾るためのレールのことを言います。カーテンレールのような細いバーに、ワイヤーのついたフックが取り付けられています。
ピクチャーレールの取り付けの際は、壁・天井にビス穴を開けなくてはなりません。
しかし一度設置すれば、それ以上壁に穴を開けることなく、絵を自由に移動したり交換したりできます。絵を頻繁に取り替える方にとって、ぴったりのアイデアです。
スリムな針のプッシュピン・フック
スリムな針のプッシュピンやフックは、壁に小さな穴をあけますが、ほとんど目立ちません。
使用してあく穴のサイズは基本的には画鋲以下であり、中にはホッチキスの針程度の小さな穴しかあけないタイプもあります。
これらのプッシュピン・フックなどは、100均やホームセンター、インターネット通販で販売されています。
壁になるべく穴をあけずに絵を楽しみたい方は、ぜひ取り入れてみてください。
重い絵を壁に飾る場合
重い絵を壁に飾る場合は、マスキングテープや粘着フック、両面テープなど接着系のアイテムは避けたほうが安心です。
これらのアイテムは時間が経過することで、粘着力が落ちてきます。重い絵が落下し、事故やケガの原因となることもあるかもしれません。
重い絵を飾る際は、フック系のアイテムを用いたほうが良いでしょう。
フックの耐荷重に注意し、適切なフックを活用してください。
また、フックで飾れないほどの重い絵は、立て掛けて飾る方法がおすすめです。
イーゼルや棚、椅子の上や床に直置きなどの手法を用いれば、安全に作品を楽しめます。
コンクリート・タイルなどの硬い壁に絵を飾る場合
コンクリートやタイルなど、穴をあけられないタイプの硬い壁に絵を飾る際は、粘着系のアイテムを用いると良いでしょう。
硬い壁は壁紙とは違い、粘着テープを剥がす際に傷がつく心配がありません。
加えて粘着テープには、熱圧着タイプなど強力な接着力を持つ製品もあります。
壁紙では使用できませんが、コンクリートやタイル壁であれば問題なく使用が可能です。
または、コンクリートやタイルにも打ち込めるタイプのフックを活用するのも良い方法です。
壁にヒビが入らないように、細いフックから徐々に太いフックへと変え、穴を広げるようにして取り付けましょう。
硬い壁ではなく、比較的柔らかな目地部分にフックを固定するのもおすすめです。
絵をおしゃれに見せる飾り方や絵の選び方
絵をよりおしゃれに飾るには、テクニックや絵の選び方に工夫が必要です。
たとえば、絵を飾る際には壁の広さや額縁のサイズ感などに合わせて、配列を調整します。
バランスがよく見える位置を探し、ときどき離れて確認をしながら、絵を飾る位置を決めましょう。
また、絵のデザインは部屋のインテリアに合っていることや、額縁のデザインと調和が取れていることなども重要です。
絵をおしゃれに見せる飾り方や選び方は、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ、参考にしてください。
関連記事:絵をおしゃれに見せる飾り方!適切な高さや壁とのバランスの取り方・ワンランク上のテクニックをご紹介
壁に穴をあけないで絵を楽しもう
新しい家や賃貸の場合、なるべく壁に傷をつけたり穴をあけたりせずに、絵を楽しみたいですよね。ご紹介した方法を参考にすることで、壁を傷つけずに絵を飾れます。
絵のサイズや重さ、飾る壁などに合わせて、適切な飾り方を選んでみてください。